金庫の盗難事件について
最近、金庫のこじ開けや持ち去り等による盗難事件が増えています。複数犯による素早い犯行のため、アラームが作動し、警備員や警察が駆けつけるまでには、姿を消しており、犯行時間は数分と見られます。このような短時間での犯行を防止するためには、金庫の固定など盗難対策の強化が必要となってきています。
金庫の持ち去り防止
いくら頑丈な防盗金庫と言えども、車輪がついた状態では、簡単に持ち出しができてしまいます。安全なところまで金庫を運んで行って、後は時間をかけてこじ開ければ良いのです。では、車輪をはずしておくだけで良いのでしょうか?慣れた窃盗団なら、これもまた数分で金庫を持ち出してしまうでしょう。また、無理矢理金庫を移動させるため、床面や壁面等も損傷してしまうかもしれません。
そこで、金庫の持ち去り防止には、金庫を固定する方法と搬出しにくくする方法があり、この両面での対策が有効です。
金庫の床面固定
金庫の固定方法としては、床面の条件により異なりますが、金庫の底面に穴を開ける等の加工をし、床面にアンカーボルトで固定します。または、床面に埋設して固定します。
金庫の固定は、持ち去り防止だけでなく、地震による転倒防止にも効果があります。
搬出阻止
ハンドリフトや台車などが入らないよう、金庫底面と床面の隙間を塞ぎます。または、固定した金庫を容易に取り外せないように、バールやテコ、ジャッキ等の使用を阻止します。
底面に鋼板製の敷板を取り付け、移動しにくくします。
上田金庫におまかせください
当社では、以上の理由により、金庫の底面に鋼板の敷板を取り付け、なおかつ敷板を床面にアンカー固定する方法をお勧めいたします。
その他、 床面の形状等により、アンカー固定ができない場合等についても、金庫の設置方法により移動を遅らせたり、破壊しづらくするなど複数の対策をあわせて、より強固なセキュリティーにするなど、できうる対策をご提案いたします。
また、既存の金庫につきましても 持ち去り防止のための加工等を承りますので、お問い合わせください。